19.09.28

三十路飯読んだ。飯の描写が綺麗なんだけどティファニーで朝食をに似ていて随所に既視感がある。とりあえず東京のOLは仕事で消耗させて彼氏と破局させとけばいいだろって安易な筋書きが原因だろうと思う。
解決方法が美味いメシ食わせとけば全部無問題なんて、最高級ひつまぶしが砂の味しかしないような精神的ダメージ食らったことないから言える。
色々あるけど、ワタシ元気です。という古くは魔女の宅急便からありそうな話の締め方もありがちだけど一定数売れるからやってるわけで、仕事ガンバル→彼氏と別れる→美味しいゴハン食べる→ワタシ元気ですの起承転結が焼き増しマシマシ出版されているのはつまりはもう時代の要請としか思えない。

 

極東ブログの考える生き方について、社会人とは、という箇所で金持ちである以前に市民であれ、と市民的成熟を求めているのはまあ同意する。しかし、仕事変え住所変えの流転の人生でなんでそんな余裕ぶっこけるのか疑問。内田樹と同じニオイがしていて、どこから金引っ張ってきてんのか謎なのがうさんくさい。著者が1957年生まれで還暦少し過ぎたくらいなので高校生で一千万稼いだりオレオレ詐欺PDCAサイクル持ちこんで成果挙げたりする現代社会の若者に響くかどうかは甚だしく疑問である。

 

youtuberの今日ヤバイ奴に会ったとゆきみんが面白い。謎インド人の謎調理動画とゆきみんの穏やかな声がストレス社会を生きる上で脳を守るのに役立っていると感じる(優しいものを見たり想像して脳を守ってね)。

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